食玩の欠片が光るのさ〜♪ いや、歌っている場合ではない。もしものときの為に食玩写真を撮りはじめたらあれもこれも欲しくなってウキー状態になってます。アリスでしょ、ヴィネットでしょ、チョコラザウルスでしょ、深海生物でしょ、黒潮生物でしょ、それに祝・星雲賞王立科学博物館でしょって海洋堂ばっかやん>自分。いや、バンダイのもかなり数はあるのですが、聖矢ばっかだしなー。本当ならダイノテイルズはシリーズごとに紹介したいんだが、いかんせん第3弾以降は未整理のままだしなー(CCサウルスは袋を開けてすら居ないorz)。だからと言って今から整理をはじめたらドツボだしなー。
旅立つまであと11時間、あと11時間しかないのだ。急げヤマト。
ということで荷造りはわずか30分で終わってしまいました。……。何か忘れてそうで怖いです。ってゆーか機内持ち込み手荷物のほうは全く整理できてない有様だし(苦笑)。シャンプーとリンスはこれから行って買ってこないとだし、いつもながらの泥縄泥縄。セッケンも要るなー、となると100円ショップでビンだけ買って詰め直した方がいいのか。ついでに朝食と風呂と(以下略)ごみ捨てと……
って間にあうのかな>自分。
ちなみに現在9時50分。11時過ぎに出立予定です。
無事に朝食を食べ、いくばくかの買い物を済ませ、日暮里では両替するほどの余裕を見せて成田から飛び立つことになりました。なんて余裕の私(徹夜明けだけど)。9月1日午後、16時すぎにコンチネンタル航空に搭乗。酒が有料と言うことで姑息な知恵を捻るも敗北し、打ちひしがれつつハリポタやらナイトメアビフォアクリスマスやら見る間もなく沈没。
途中夜食に目覚めたり、観光計画を練ったりするもひねもすうつらうつら。そのままアメリカはニューヨークのニューアーク空港に着いたのは同日午後15時過ぎ。一休みしようと頼んだ空港のサンドイッチ屋のカプチーノが劇甘で、しかも甘味とクリームの味しかしない(コーヒーとシナモンはいずこへ)な代物だったので、アメリカに来たのだなと確信する。
そこから国内線を乗り継いで夕焼けの東海岸を眼下に睡魔と闘いつつ、ボストン着が20時前。
なんだか不思議な気分です。毎回アメリカに来るたび思うんですが、ちょっとした時間旅行気分。出発からほぼ丸一日たっているのに数時間しか経過してないとはこれ如何に、ってなところです。
現在は、シェラトンにチェックインし、ボストン名物クラムチャウダーをいただいてきたところです。あとロブスターとサミュエルアダムズ(ハーフアンドハーフのような味わいの地ビール)もね(^-^)V。
写真はここ。
さあ、明日は大会初日。もー12時から企画はあるらしいですし、午後7時からはオープニング(?)。なにやらプラチェットのキャラクターも出演するらしく、興味深々です。楽しみ楽しみ。(以上日本時間2日14時記載)
1日目はまずは受付。事前にウェブ登録をしていたおかげで、紙に名前を書いてアルファベット順に分けられたデスクに持っていくだけで用足りました。もう少し早く申し込んでいればプログレスレポートも郵送されてきたし、それを持っていけば受付は超楽だったらしいが、後の祭り(ヒューゴー賞投票もね)。
ブランチ(トルティーヤで巻き巻き屋)しつつ、今後の予定をチェック。今大会のプログラムは索引機能やタイムテーブル機能が今ひとつ充実していないし、サイズがでかくて持ち歩きにくいのが難点。でも「DIYタイムテーブル(自分で作る時間割)」はナイスアイディア(作るほうからすれば省力化の一部なのでしょうが、通常の時間割のほかに1日1ページで俯瞰できる抜き書き式の時間割があるのは便利ですね(自分で作れってか)。
とりあえずは「LOtRの友情を21世紀の目で再確認」な企画を覗いてみる。……うん、やおいだよね、って話。何が判らなくても判りまくる。寄宿舎萌えとか軍隊萌えとか、サムとフロドはアヤシイとか、アラゴルンはリーダーよねとか、はーとまーくがどこについているかも判るのは海を越えて国境を越えて乙女の萌えポインツが同じせいだと思われ。
13時からオープニング(サイズが大きいので注意!)。オープニング「ボストンの歴史SFファンダム史観」上映、NASA宇宙飛行士からのメッセージやトルコンからの引継ぎ式、ゲストオブオナーの紹介、と続いて何故かファンファーレ&楽隊の登場。ということで写真はラスト近く、楽隊が引き上げるところです(ステージ上に座っているのがゲストオブオナーの面々)。
大会場(展示場)にあったのが ゴダートロケットの模型(スケールは1.5m)(サイズが大きいので注意!)。まさか実物大だとは、って状況。ここは大ホールとディーラーズの連絡にも使うので、しょっちゅう行き来する羽目になりました(しかし違うルートを使うたびに色々な発見があるスペースでもあります。こまごまとした展示は見出すと止まらないので要注意)。
続く14時からの企画は『タイムマシンは可能か』という「今旬の科学理論をあなたに」系パネルを覗くも、ワームホールとか時間検閲官仮説とかがんがん難しくなる内容に耐えかねてあえなく撃沈。『ハードSFビギナー』の部屋は立ち見が出るほど盛況で、「情報の流通が生であり、停止状態は死である」という話をエルフの少年をモデルに実演していて、なかなか楽しそうでありました。
結局私が聞いたのは『SF世界に住んで』という豪華ゲスト出演パネル(のわりにソウヤー氏遅刻していたけど)。アメリカでも本を読むのは少数派で、多くの人は読書を退屈な趣味だと思っているとか、携帯の着メロで互いの趣味を判り合えたりといった日本と同じ状況が判ってたのしかったり(……読書家は世界のマイノリティなのは寂しいけどさ)。
まぁ「(科学やSFが絶たれた)未来でも、我々(SFファン)のような人間がきっと20世紀の科学を再発見してくれるだろう」という素敵な言葉が聴けたのでよしとする。
この大会、ほぼ全ての企画が1時間刻みで行われているので、非常に予定が立てやすい。しかし、同じ時間に見たい企画がいくつもいくつも並ぶのは、……いや、企画数からして仕方がないのだが、毎年泣かされる点ではあります。
15時からはオールディスのサイン会@ディーラーズのアナログ誌部ブース。遅れていったら長蛇の列で、しかも進みゃしない。どうも冊数制限がなかったらしく、大量にサインする人数人で終わったらしい。同じ列に並んでいた人々と慰めあうも、サインはゲットならず。うう。リベンジを誓う。
16時からはコニー・ウィリス(サイズが大きいので注意)にサインを貰った後、人工知能に関するパネル。ここでも真剣な話が飛び交っておりました。……やっぱ専門外れると理解度ががくっとおちることが体験できて、落ち込む。人間の脳の話はついていけるのだけど、情報理論系になるとがたっと判らなくなるんだものな(英語のせいじゃなかったりして)。
んで、その後は着替え。だって、First Nightにはファンシーなドレスを着てきてね!ってプログラムに書いてあったんですもの。Tシャツ姿(いや、ある意味これもおたくのコスプレだけどさ)はあんまりだと思ったので、浴衣姿に。
……「ファンシー」なんだからもっと奇妙奇天烈な格好でも構わないと思うのだが、Tシャツと着物のほかには浴衣しか持っていないのでした。ウム、来年はファンシーな着物とか持っていこうと思う(exラメ着物とかごすろり着物とか)。
チョコレートの科学(なんかチョコレートはボストン名物らしい……Science? Fは?)とかスペースシャトルの未来(やっぱ金らしい。切ないね)とか見ているうちにもうFirst nightの時間。First nightとは日本で言うオープニングパーティの代わりのようなものでしょうか。今回のNoreasconでは夏祭りのようなものでした。
本当に! だってポップコーンなどの屋台は並んでいるし、ヒューゴー輪投げはあるし、ベリーダンスはあるし、プラチェットは死神つれて(?)歩いているし、夏祭りですよ! 浴衣で正解、とちょっと思いました。結構写真を撮られたりしたし。
夜祭じゃなかった、First nightは19時〜23時までの企画。今大会では深夜も平気で企画がある。例えば木曜夜24時からはアーシアンの上映会だし、あけて金曜にはゲートキーパーズとか上映している……朝まで。流石に話す系の企画は24時がリミットのようだけど。何時寝ろっちゅーんじゃと毒づき(?)つつ、私は同行者を引きずってパーティへ。
予約したホテルはシェラトン、分不相応ともいえる高級ホテルを取ったそのわけは何時まででもパーティに参加できる、そのため! パーティに出ずして何の大会ぞ! ということでTORCON(2003年ワールドコン)に参加してくれて有難うパーティでソウヤーさんと再会したり。
パーティというのは、各人あるいは各団体がホテルの特定の部屋(騒いでもいいフロアというのを大会が押さえているのでそのうちの一室)を占拠して、好きな時間好きなパーティをやっているという、招かれた人しか入っては駄目なパーティも多いのですが、誰でも入れるパーティも数多く(openと書いてあったり、あるいはリストに載せているので判る)、それらをはしごするのも楽しみの一つだ(と思う)。
大会オフィシャルのパーティもあって、それはConSuiteと呼ばれています。食料と飲み物はConSuiteで確保できるので、夕食抜きでパーティに参加しても大丈夫(無論各パーティも趣向を凝らした飲み物や食べ物を出しています)。そこで飲み物を冷やしていた今大会の顔役……というよりボストンのキャラ(アヒル町長?)。
あと大きいのは3年後(以降)のワールドコン開催地として立候補した団体がやっているBidding party(おらんところに票入れてくれろや、どぞ一杯パーティ)。これはうちに票を入れてねとおおらかな主催者が振舞っているものなので、割と自由に飲み食いできます。そのうちの一つ、というか今年投票なので滅茶苦茶盛り上がっている日本のbiddingパーティ(ジャパンビディングパーティ)は今年も盛況のようでした。そのあたりの詳細はドンブラコン日記でどうぞ。
そこら辺を歩いて、ジャパンビディングパーティでお酒を頂いたりしているうちにはや深夜。
取り急ぎ写真のみ。
フレデリック・ポールさん。すみません、後でもっと映りがいい写真に取り替えたいです。(後日:とりかえました)
パーティでハワイアンダンスを踊っていた宇宙飛行士。いやはや吃驚。
あとMITとセーラム魔女裁判とやおいと科学とコードウェイナースミスとパーティとビールと。
ワールドコン日記はアヴァロンの水辺およびドンブラコン日記でも大人気更新中です。まっとうなレポートを読みたい人はそちらへどうぞ(すみません、日記書く時間を削って遊んでいるのでへろへろです)。
↑が当時のリアルタイム日記。↓は書き足し分。
ワールドコンとはいえたまには観光もせねば! ということで午前中はMITに行く。MIT〜! 夕べジャパンパーティであったショーンさん(MITの学生にして2007のスタッフらしい、日本語ペラペラの好青年)に教えてもらったとおりMITの学生が案内するツアーに乗っかるために朝食はベーグルの立ち食いで済ませて、とっととMITミュージアムへ。特別展示ホログラフ(裏から見れるホログラフとかあって面白かった)とか特別展示動く芸術(油と共にたれ落ち続けるギアとか、コクゾウムシがいるが如く蠢く米櫃とか、永久運動系に燃える人は必見)もさることながら、常設展示(であろう)MITの現在の成果と過去もまた一見の価値あり。どこかで見たロボットが一杯(きゃー)。オートシークエンサーと実験テーブルを再現した隣の部屋に木の望遠鏡があったりする辺り、歴史の深さを感じさせられたり。
ミュージアムショップ(というより受付の背後にみやげ物がおいてある)で買い物をしているうちに(予想されたことだが)ツアーに間に合わなくなってしまう。仕方がないのでMITの生協で買い物。ノートと(……ってそれは日本を出る前に企画のメモを取るノートが欲しいなと思っていたものでは>俺)、カフェインTシャツにチョコレートTシャツ(CHOnCOLaTeの構造式つき)にMIT-Tシャツと(……ってそれはTシャツを2枚しか持ってこなかったから着替えが欲しかったのでは>俺)、あと乾電池(……ってそれはデジカメの電池では)などを購入。
大会へ戻って「我が最悪の作品」。えー小説家が「最悪の作品」を書いてしまう理由は、1にカネ、2にハリウッドで映画化しようと思ったor映画化されるかもという話があった、あるいはハリウッド作品の脚本が(略)というようなものらしいです。しかし3時間で書いたとかすごい話が一杯あったぞ……。どうなんでしょう、そのあたり、フレデリック・ポールさん。
で、午後は郊外のセーラム村(?)へ。魔女裁判の町であります。……でもって魔女裁判で町おこしをはかっていると言う……うーん龍馬で町おこしをしている高知県もどうかと思ったが、魔女裁判もどうかと思うぞ。
ただ行った時間が遅かったので、最終の魔女裁判には間に合ったのですが(30分に一回魔女裁判が行われているという……)、ミュージアムショップはしまっていて残念だった魔女の博物館。
セーラムには魔女裁判以外にも売りがあって、それが七破風の家。海沿いに立つ瀟洒な館なのに、何度も増改築をしたせいで内部はまるで忍者屋敷のごとく入り組み、屋根裏部屋やらなぞの空間やら下ったら絶対落ちるというくらい狭く急な階段とか事欠かないという不思議な屋敷、というわけではなく、作家ナサニエル・ホーソンが書いた小説の舞台となった家がそのまま保存されているという文学史跡。しかしそのミュージアムで文学師弟やおいの話をしたり。
夕食は翻訳家の岡田さん(おかだんなさん)に会場近くのシーフードレストラン「夏」でごちそうに。コニー・ウィリスが隣の隣のテーブルで食べていたり、会場に近いせいもあってか大会参加者率高し。オイスターバーにハマグリに海老にロブスターも乗った大量盛り合わせ(写真)をいただいて大変美味しかったです。クラムチャウダーも手作り風でなかなかいけました。
深夜23時からは「スラッシュ作品」のパネル。ってゆーかコミケでのやおい乙女の集いといわれたら信じるよ……なやおいパネル。ただしネットでの作品渉猟しかしてないらしく、時系列とか時間間隔とかめちゃくちゃ。「日本では80年代にすでにやおいがあったらしい(60年代だ、70年代にはすでにコミケにでている)」だの「セーラームーンの影響を受けたと思しい作品に聖闘士星矢がある(どっちかっちゅーと逆だ!)」だの、ぬるいことを話しているので思わず異議を唱えそうになるが我慢する温厚な私(いや、萌え話しているところで目くじらを立てるのも大人気ないし)。
日本でワールドコンをやるならぶち抜き3コマくらいかけて「正しいやおい史」なパネルをやらねば、とこぶしを握りしめる。その前に自分が(略)。
夜はあちらこちらのパーティをはしご。2010年(だったと思う)に「地球外でワールドコンやります」なビディングパーティがあったり、ハワイアンダンスを披露するwww.risfic.org(?)のパーティがあってそこでは宇宙飛行士も踊っていたり、なかなか。
結局はジャパンビディングパーティにもぐりこんで、ドンブラコン日記の池田さんにビールをおごってもらったり、日本にただがけできる電話で実家に電話したりする(そして祖母は私がアメリカにいることを知らなかったよ)。
こうして夜はまた更けていくのでした。部屋に戻ったのって、3時ごろだったかな?
とりあえず日本は勝ちました。ということで2007ワールドコン@日本確定です。
そして私は眠くて死にそうです。
その後ネビュラ賞もとったビジョルドさん。
出版社は日本語タイトルの英訳を教えてあげると感謝されると思う、キャサリン・アサロさん。
ちょっと見はお茶目なおじいさんなロバート・シルバーバーグさん。
本を持ち運びそびれていたのでサインを貰い損ねた(明日リベンジ予定)ラリィ・ニーヴンさん。
そしてビジョルドさんヒューゴー賞受賞。
ヒューゴー賞受賞者総ざらえ。今回は司会者受賞と言うアクシデント(?)が面白かったです。おめでとう、ニール・ゲイマンさん!
↑が当時のリアルタイム日記。↓は書き足し分。
ワールドコンはやはり寝る暇などない。無論食べる暇もあまりない。寝てない食べてないでは死ぬ、とばかりにとりあえず朝だけでもしっかり食べようと、現地アメリカ人(MIT学生ショーン君)お勧めのアメリカ風朝食を出すというギリシャ料理の店へ。3人でシェフお勧め肉も卵も芋もパンケーキも盛りました皿と、お勧め皿を適当にシェアする。無論お皿はヤマザキ春のパン祭りでもらえる皿より一回りはでかくて、その縁ぎりぎりまで料理は満ち満ちているのであるが、この店で初めて私はSサイズを頼んだことを後悔したのでした。それは絞りたてオレンジジュース。Sといったら本当に普通のコップサイズで(アメリカのSサイズはしばしば日本のMサイズを凌駕する)、しかも絞りたてすっきりおいしいオレンジジュースで(アメリカのオレンジジュースはしばしば砂糖が入っていて甘い)、Lサイズにしておけばよかったと悔やむことしばし。
10時からは「軌道エレベーター」企画。まじめに軌道エレベーターを作ろうとしている会社www.LiftPort.com/のお兄さんが、スライドを使って説明。静止軌道に打ち上げた衛星から繰り出されるリボンがどのような特性を持っていれば絡まずまたデブリにも強くなるのかとか、地上基地はどうするかとか(南米沖の太平洋上に二隻の浮上基地を設営するらしい<これは現在の技術と現実的な予算でOK)。
予算的にはTシャツを売ってその利潤を、とかいう話が出て、……なんというか、千里の道も一歩からっていうか、1000ミリオンドルとか言ってた割に質実剛健過ぎというか、うーん。
でも軌道エレベーターTシャツが出たら買っちゃうんだろうな。特に静止軌道かららせん状にかまぼこ型リボンが出てくる図キボンヌ。
昼は、ウィスコンの方々、というかジェイムズ・ティプトリーJr賞の関係者の方々と会食。エイミー・トムスンさんにモンゴル旅行の話をみっちり伺ったり(着ていたTシャツが次回作の柄だそうで、帆を立てて進む海生哺乳類?のすむ惑星の話らしい。エソロジーも結構きっちり組み込んでいるようなので、面白そう)。
あ、日本のアニメの話しが出たので「少女革命ウテナ」を薦めたりもしていたな、そういえば。
午後はディーラーズをふらついて 昨日もあったショーナさんの写真を撮ったり。
あとやはりすごい人気で行列ができていたビジョルドさんにサインをいただいたり。
キャサリン・アサロさんは本当に人当たりが柔らかい方で、「続きが日本で出るのを楽しみにしている」「日本ではXXX(原題)まで出ているのよね」「すみません、日本のタイトルは原題と違いすぎるんでよく覚えていないのですが」「あら、そうなの? じゃあこのタイトルはなんて意味? 教えて」「ええと(飛翔せよ! 閃光の虚空へってどう訳せばいいんだ〜)」というようなやり取りがありました。現代と恐ろしく違った(でも楽しい)タイトルをつけた場合、出版社の人はそれを作者に教えてあげると喜ばれると思った瞬間でした。あ、この作品、アメリカの初版と新しい版と日本版でまったく表紙が違っていて(抽象的な赤一色の初版、宇宙大戦っぽい新版)、並んでいる間みんなで見せ合いっこして暇をつぶしてました。
ものすごく長い行列だったのがロバート・シルバーバーグさん。見た目はのほほんとしたおじい様ですね。
ディーラーズですれ違ったラリィ・ニーヴンさん。
この日、私が着ているのはMIT生協で購入したTシャツ。首から下げているのは昨夜のハワイアンダンスパーティでもらったレイ。名札はクリップで留める形式だったのですが、クリップが弱くてよく落ちるので、このレイにとめて吊るすことにしたのでした。我ながら名案、と思ったのですが、……科学者の心得Tシャツにはミスマッチですな……。
そして夕方いったん部屋に戻って着替え。3人寄れば文殊の知恵シスターズ(略して文殊姉妹)の出番です。一人で着物を着るのは難しいけど、3人いれば大丈夫(なはず<出発直前先生に特訓もしてもらったし)。お互いに着付けあってなんとか完成(したはず)。
全員着物&お太鼓にしめた名古屋帯で正装。行く先はヒューゴーセレモニー。
そのヒューゴーセレモニーの前座に行われるのが星雲賞授賞式。……すみません、デジカメでは舞台が撮影できなかったのでモニターの写真です。
ヒューゴー賞のほうはビジョルドさん(写真はサイン会のときのもの)の受賞とか、司会者受賞とか、盛り上がっておりました。
最後に行われる恒例のヒューゴー賞受賞者全員集合写真。
なにせ暗い中フラッシュ禁止のうえデジカメなので、ブレたり暗かったりホワイトアウトしたりして写真たくさん取った割には見れる写真がほとんどないのです。写真撮るならやはりフィルムカメラの1台は持っていかないと駄目ということですね。
セレモニーのあとはパーティ。小谷さん&巽先生に連れられてヒューゴー賞残念パーティへ。去年あった方と再会もできて、そしてやおいの話をして、ってアメリカでも結局日本と同じ話かよ、ってなかんじ。
その後はジャパンパーティに参加させていただいて、やはり午前様。どころかやはり3時過ぎていた記憶が……。
当時、リアルタイムを書けるほど暇がなかったので何の記述もなしです。ということで↓は書き足し分。
うわー、もう最終日じゃんか!? ってなことで買い物(@ディーラーズ)とかサイン会とかを中心に回る。浴衣を着て。
そうすると問題なのが名札。着物にかませると着物の布が傷むし、だからといって真赤なレイは首から提げていると浴衣に似合わないことおびただしい。……そういえばヘアアクセサリー持ってくるの忘れたんだよね。帯が赤だから赤いリボンとかあれば……はっ。
この赤いレイ、リボン代わりに使えるんじゃ(にやり)。ということで最終日(実際には最終日ではないのだけど、参加日程的には最後の日)の私の名札@頭。このコンベンションは割りと厳しくて、ちゃんと名札を見せないと会場に入れないのですが、この名札を見た警備員さんは苦笑して通してくれました。うん、邪魔にならないしちょうどいい感じ。
朝一にあったのは(って午前11時だから朝じゃないのかもしれないが、……朝だったんだよう)ブライアン・W・オールディスさんのサイン会。ちなみに一緒に並んでいたのが尾山ノルマさんで、彼女は知る人ぞ知る謎の円盤UFOコスをしていて、それに気づいた(?)オールディスさん、「ねぇ、写真撮ったらそれ僕に送ってくれない?」「ええっ?」「住所はここ(名刺)ね」「あの、デジタルなんでメールのほうが……」「ん? メールアドレスかいてなかったっけ。(さらさら<名刺にアドレスを記入する)これだよ、よろしく」と尾山さんをナンパしてました(吃驚)。ちなみにその写真がこちら。
ワールドコンでコスプレして歩いているとこんなこともあるのでした。
その尾山さんに「こんなこともあろうかと準備しておいた私の『占星師アフサンの遠見鏡』を差し上げましょう。なに、お礼は日本に帰ってからアフサンの新刊をくれればOKです」と交渉し、ソウヤーさんのサイン会へ。うふふ、これでアフサンの売り上げがまた一冊(小さなことからこつこつと。私は少年ダーウィン物語の邦訳をまだあきらめていません)。
並んでいる間に、「ソウヤーさんは私(=尾山さん)の謎の円盤UFOコスに気がつくかしら」「気がつくでしょう、だって彼はサンダーバードetcのマニアですから」と賭けをするも、隣で暇そうだったHuntさんから「オー、ユーエフオー!」と指摘され、あえなくご破算に。
ということでサイン会のソウヤーさん。90年代SF傑作選はご存知のようでしたが、河出の「20世紀SF」はご存じなかったよう。関係者の方、もしここをごらんでしたらソウヤーさんあてに1冊送ってあげてください(って奥付のURLを教えたので本人から交渉メールが舞い込んでいる可能性も高いのですが)。
「SFの黄金世代とシルバーエイジ」とか「ヒトクローニング戦争」とか聞きに行く。後者はまじめにバイオ倫理な話をしていて、何が聞き取れなくても理解できるパネル(そのに)。専門分野はやはりわかりますね、ミトコンドリアイブとか単語聞いただけで話がわかるんですもの。
キャサリン・アサロさんのリーディングにも行きました。リーディングはアットホームで落ち着くので気楽(アサロさんの読み方がおっとりしているので聞き取りやすいと言うのもポイント)。
あとの時間はマイク・レズニックさんのサイン会とか、フレデリック・ポールさんのサイン会とか行ったり、アレン・スティールさんを追っかけたり、ディーラーズでひたすらみやげ物(えーとピンクの方解石とか、インド風ハンドアクセサリーとか、地球儀イヤリングとか、エイズウィルスと眠り病の原虫とヘリコバクター・ピロリ菌と肺炎双球菌とダニのぬいぐるみとか)を購入したり。
遊んでました。
いいえ、一応レポーター(?)としての役割を思い出して、ちゃんと取材もしてました。その証拠、各国のSFファン活動を伝えるエリアの中のジャパンファンダムの紹介パネルはこんな感じで、日本2007の登録受付&投票促進ブースビッドテーブルの様子はこんな感じでした。あとSFWAの騎士たちにお会いしたり。
9月5日は私がちょうど20歳になる誕生日、ということでわざわざボストンで最も高いタワーの天辺にあるレストランに巽先生が招待してくださいました。ちょうど夕刻から日が暮れてボストンの町が宵闇に沈み、灯火がともり始めるまで、最高の時間をすごすことができました。食事も、思わずパンでソースをぬぐって全部食べてしまったほど美味しかったですし、本当に至福の時間でございました。夢のようだった時間の、証拠写真はこちら。やや左側に見えているのがMITの夜景ではないかと(ボストンの旧市街はもっと右のほうで、写真には写ってない)。
また、誕生日だというとウェイトレスの方が特別の計らいで入れてくれた展望台の風景。
と、あまりに楽しい時間をすごしたためか、それとも単にワインに酔ったのか(ほら20歳だし)、マスカレードでは激しい睡魔に沈没ZZZzz(-_-)zzZZZ。
毎日日替わりですごいコスプレをしていたショーナさんが新人部門・ビューティフル大賞をゲット。すごい、ということでお祝いの写真。ちなみに「ふしぎ遊戯」の青竜の巫女姿、とのこと。
で、マスカレード→ひとりスターウォーズ(三部作)→マスカレード授賞式→写真撮影会とフルコースこなしてもう25時だか26時だか。
そのころ噂で2007年の会場が日本に決まったと聞く(ワールドコンの会場は3年前の大会参加者の投票によって決められます。ただし参加者が全員投票できるわけでなく、投票したければ40ドル払って投票権を買う形になってます。その金額はコンベンション参加費の一部としてバックされるとはいえ、自分が行きたくない/行けない場所になることもあるわけで、投票率はかなり低いです)。それもライバル・コロンバス(アメリカの田舎町と、極東のハイテクシティという、とても対比構造のはっきりした一戦でした)に1.5倍以上の差をつけての圧勝だった様子。わーお。
ということで昨夜と同じく河合さんのジャパンパーティに参加させていただいてしばし歓談。
飛行機の出立時刻は8時。一応国際線(途中で乗り継ぐが、コードナンバーは同じだし、出国手続きもそこでやるらしいので国際線と同じだろう)なので、2時間前に空港についておきたい。ホテルから空港まで1時間くらい(実際にはタクシーで30分なのだが、余裕を見て)。
パーティをお邪魔したのは4時ごろ。
……。
部屋に戻ってあわてて着物を脱ぐ。脱いで、ひたすらたたむ。畳む。さらに畳む(なにせ浴衣も襦袢もあるし)。その他増えた荷物を押し込む(私は早々にあきらめてザックからエクストラバッグを出してつめた)。とにかくパッキング。
なんとか5時過ぎにチェックアウト……が、ネット接続料金がダブルチャージトリプルチャージされていたり、ルーム料金が最初の提示価格と違ったり、トラブる。タクシーのほうは親切なお兄さん(カナダへ帰るという)が「一緒に乗りましょう」といってくれたので確保済み(しかしそれも遅れたりいろいろあったらしい<お兄さんが全部交渉してくれたのでラッキーでした)。
夜明けの町を疾走し、ほとんど観光できなかったボストン(また来るぞ!<ノリスコン5だったりして)を尻目に一路空港へ。なんと親切なお兄さんはチェックインぎりぎりの時間で、駆け去っていったのでお礼も言えずじまいでした。……ありがとう、カナダの親切なお兄さん!(ってここで行っても無駄か)。
帰路もまた、ニューヨークはニューアーク空港で乗り換え。
悔しいので摩天楼を車窓観光。飛行機の窓から取った写真はぶれて使い物にならないので、空港の写真がこちらです。地平線すれすれに小さく見えているのがマンハッタン。
座ると直ちに睡魔が襲ってくるのですが、ここで寝ては機内食を食いはぐれる、と必死で起きる。「ヴァン・ヘルシング」見ていたんですが予想がことごとく当たるストーリー展開でしたね、途中までは。
で、食事して(ちょっとワインなど飲んで)、沈没。せめてヘルシングは見ようと思ったのに、次に起きたら(起こされたら)夜食でした。
体力限界まで遊んでいたらしいです、私。
そして次に起きたら、朝食。もう日本の領空でした。……えーとアメリカ大陸とアリューシャン列島はどこへ?
飛行機を降りるととたんに湿度が。むわっと。ああ、日本に帰ってきたんだなとモンスーン気候を体感。
今回の旅行でみなで撮った写真ファイルを共有しておこう、と、千葉にあるおのうちさんの家にお邪魔することに。
東京へ行く途中でしょ、と甘く見ていたら、なんと。千葉に止まる電車は1時間ないのでした。証拠写真はこれ。「快速」しかとまらないのです、千葉県内には。
そんなに待っていられるか、ということでリムジンバス他をあたるも、いずれも1時間1本以下の頻度と言うことが判明。しかもぐるぐる回されて値段も高い。
今私は千葉県民の怒りを理解したぞ! 仮にも県庁所在地から県内にある空港にこんなに便が悪くていいのか!? 東京からは1時間に3本以上京浜急行の急行があったというのに!
おのうちさんの家ではお風呂と夕食までご馳走になり、すっかりくつろいで(家に帰るよりきれいになった&リフレッシュできた)、ビールまで頂いて、疲労と重荷と軽い酔いの千鳥足で帰宅。
こうしてワールドコンは終わったのでした。ってゆーか荷物床に置いたらそっこー寝
コミケの荷物も片付け終わってなかったのに、さらにワールドコンの準備で部屋は散らかり……しかし疲れ果てた私は一時の睡眠を選んだのでした(完)。
なお、ワールドコン旅行ガイド本を現在執筆中です。「ワールドコンの歩き方 2005/2006年版」(仮題)見かけたらよろしくお願いします。
……そろそろGo! Interaction(2005年ワールドコン)の準備しなきゃ。