00年11月中旬の近況
  京フェス、CJ4レポート書き、スペースカウボーイ

京フェスレポ→FCS本会ソウヤー1ソウヤー2



00/11/12

 京フェスに参加。初のゲスト参加なので、合宿開始前から緊張しまくっている有様。大体3週間前あたりから緊張がはじまり、ソウヤー来日の報を本人の日記で読んだあたりで極値を一旦記録し、コンタクトジャパンで話したことでやや落ち着き、とまさにこの時期メールの署名に書いてあったように「京都SFフェスティバルに向けて順調に緊張中。」の緊張のまま京都入り。
 しかしながら今回の京フェスはお茶大の学園祭(徽音祭)と思い切り重なっている(徽音祭は11日・12日の昼間、京フェスは11日16時から12日17時まで)。原稿を落とし、編集作業をぶっちぎり、学園祭にもでないのは申し訳がたたなさすぎる。せめては参加できないお茶大メンバーに代わって京フェスディーラーズでお茶大の本を売ろう、ということでまずは三島から上京。11日朝徽音祭SF研の部屋に顔を出し、10日に刷り上がったばかりの部誌(COSMOS 54号)を預かって、東京駅で森さんのむのむさん向井さんと合流して上洛。そのまま京都駅からタクシーとばして会場の「さわや」入りしたのが丁度受付開始時間の16時。
 17時開演の後はソウヤーサイン会をはじめ企画目白押しで夕食を食べる暇はなさそうだ、という読みもあって丁度居合わせたかつきさんとともに森さんの案内で「ヴィヤント」というカレー屋でシーフードカレーを食べる。何故かきくらげ入り。他に入っているあさりと海老が小さかったり希だったりするので見た目は殆どきくらげカレー。
 いきなりゲストとして名前を呼ばれて吃驚仰天(合宿企画ファーストコンタクトシミュレーションの心の準備はしていたのだが)、動転したまま英語っぽいことを言った(ソウヤーさんに挨拶する形式で紹介が進んでいたので)、オープニングの後、大広間の一角を占拠してディーラーズ店開き。東洋大のちはらさんと机を分け合って会誌の頒布を真面目にやる。しばらくの間は(苦笑)。

 19時からは企画部屋3の「折り紙の部屋」へ。ちょっと遅れたのでキングキドラを折るのは諦め、傍観者に。志村さんがソウヤーさんにモノリス(ちゃんと1:4:9になっていて表面にはよけいな折り目がついてない)の折り方を教えるのを眺めたり、キャロラインさんと鶴や風船を折ったり。「だまし船」でだましたりしてました。

 20時35分からはソウヤーの部屋。「渚にて」上映会がやや押したのですが、ソウヤーさんは「中の人たちがどうしても見たいシーンがあるらしい」というのを納得しているようでした。流石はファン心理をよく判ってる作家さんだ(^^;)。
 本会で通訳をして下さる宮城さんが通訳、聞き手は京大ミステリ研。ミステリ系な質問メイン、ということでゴールデンフリースの話とか鋼鉄都市(アシモフ)の話から始まる。裸の太陽よりは鋼鉄都市らしい。あとミステリな読み方だと「通常のSFミステリ(それこそ鋼鉄都市とか)は探偵側にSF的な仕掛けがあるのだが、ゴールデンフリースは犯人側なのが目新しい」のだそうで、なるほどと目から鱗。
 一番盛り上がったのは北米、特にアメリカとカナダの出版事情の話でした。カナダの零細出版社では数百冊しか刷らないとか。愛国心豊かなソウヤーさんはカナダから出ていった作家には「ばいばーい」と冷たいご様子なのが印象的でした。

 そしていよいよファーストコンタクトシミュレーション(FCS)。一週間前に3日間もFCSをしておきながらまだやり足りないか、と言われたのですが……FCSは人類のたしなみ、致し方ないでしょう。というよりコンタクトジャパン4で盛り上がったFCSへの愛情さめやらぬまま突入してしまったと言いますか。FCSの異星人の設定は野尻さん小林さんにお願いしました。急なお願いにも関わらず快く引き受けて下さったお二人には感謝いたします(お二人の感想は野尻ボードにあります)。
 ちなみにソウヤーさんも企画に参加されてました。「どっちがいいと思う?」と聞かれたので「もし邪悪(イーヴル)なのが好きなら小林星人がオススメでっせー」と言ったのは私です。でも間違えてないですよね(^^;)。
 野尻さん側の設定は女子高校生型マニピュレーターを操る不定形アメーバ型宇宙人&双発ラムジェット宇宙船。双発ラムジェット宇宙船が眼鏡&エンタープライズにしか見えないのはご愛敬というものでしょう。
 目的etcはその場のディスカッションで決めたのですが、大体のメンタリティとして我々は450人ほどで長い旅路(不老不死なので時間のロスは気にしてない)の途中、地球文化圏と思しき方向からやってくる電波を解析したところものすごくかっこよくて可愛くて強い形状(女子高生)の活躍するアニメに魅了されてしまったということに。不定形なので触手などは適宜出せるのですが、電磁波で遠隔操作するマニピュレーターを介さない接触は大変はしたない、下品だと感じる。女子高生こそ流行の先端! ということで自分たちのマニピュレーターを女子高生型に改造後、聖地巡礼ということで電波源方向に向かって光速の10%で慣性航行中、約1光月離れた位置に人工の飛行物を発見した。その人工物も偶然光速の10%で慣性航行中で、約1光月先で60度の角度を持って最接近する(要するに正三角形の頂点に各宇宙船と最接近位置がある<これはZero-conのFCS設定をそのままお借りしました)。お互い同時に送信してそれを受け取る(通信は行き違ってますので前回送った通信の返答を待たずに送信を行うことになります)のを3回くらいやって終わり、と言うのが当初の予定でした。
 我々の側としては「他に流行の先端を行くかっこいい形状はないのか」「もし相手がこのかっこいい形状(女子高生型)を知らないのなら教えてあげよう」という気持ちで相手宇宙船に向けて送信を開始。相手から送られてきた「蝉型の宇宙人が何かよく判らない形状(YOUと書かれている)の上に乗っている柔らかそうな物体(地球人の脳に似ている)に手を伸ばしている」という図を「(この蝉型は)かっこわるい、ださい」「柔らかそうな物体が本体を示しているなら、本体と直接接触するなんてはしたない」という解釈の元、「本体はダメ、マニピュレーターでコンタクトしましょ友好に」というメッセージを送ったのでした(図としては蝉と女子高生が腕を交差させている図<バルームクロスという意見もあったのですが流石に却下されました)。相手が送ってきた「母星 場所?」「脳?」「炭素?」には「脳?(脳という組織がない設定なので単語が意味不明、と言いたかった)」「炭素 肯定」と解答(母星の位置は遙か彼方だし忘却の淵にあることだし、何より相手の意図が分からないので怖いからと無視)。
 相手からの二度目の通信は詳細な相手の形状と「我々 あなた 流行 支援 希望」「目的 共同」「あなた 幼生?」というもの。流行支援してもらうといったって、相手の形状(蝉型)はださいのは判りきっているし、どうするつもりなのだろう。目的が共同って何? 幼生と聞いてくると言うことは彼らは変態するのだろうか(我々も有性生殖して子供を作るが、特に変態はしないので幼生という言い方には不慣れ)? 
 と言うことで返信は「我々 成体(乗っているのは皆大人なので)」「あなた 幼生?」「共同?」「支援 理由?」に。図はなし。
 そうすると相手からいきなり女子高生の持つ鞄(道具入れ)に例の柔らかそうな物体(地球人の脳の形に似ているが我々は本体だと誤解している)が乗っており、それに蝉が手を伸ばして触っている図の上に「合意」の文字が入った通信が送られてきたのでした。メッセージは「あなた 大きさ?」「脳 体積?」「脳 場所?」「母星 人口?」「肉食?」

 ここらへんで我々は何があっても母星の位置・情報は漏らすまいと決意。また本体に直接触るコンタクトなどという下品かつはしたない行為には賛成した憶えなぞ無いわっ ということでfont size +9ぐらいの気持ちで「合意?」と返す(今思えば合意 否定のがよかったかも)。他にも脳と言う単語自体が判ってないのですから「脳=本体?」「友好 定義?(相手側の友好の定義が我々の友好と違うのでは、と)」「我々 大きさ 50cm」などと返信。
 受け取った通信は蝉の体に部分的なセーラー服がついたものに女子高生の頭が乗っている、という図。この図だけなら少しは向こうも我々の流行が飲み込めたか、と解釈できるのですが図の上には「幸せ 流行」の文字が。さらに「我々 成体」「支援 理由 共栄」「あなた 信頼 我々」。
 ここらで議論が紛糾。「怖いから逃げよう」派が大勢を占めかけるも、逃げたからと言って脅威は去らない、相手を解明すれば恐怖は克服できる、そのためにもランデブーすべきだ、という意見も出て、結局は後者が勝利(システム的にもその方がいいし)。相手宇宙船と1光日の間を置いて本船(眼鏡型双発ラムジェット宇宙船)を航行させつつ、打ち出したシャトル(10人乗り)を相手宇宙船の1000kmまで近づけ、有線誘導したマニピュレーター(女子高生)を移乗させることを希望する、というメッセージを送ると同時に行動開始。
 だが相手側からの返信は全て平仮名で「われわれ しんぱい あなた ぼけ?」「われわれ けってい たすけ あなた」「あなた りゅうこう」と10光日の距離から送られてきたのでした。そしてその返信受信後3日して100G加速(!)で相手船は光速の99%まで加速し、我々(数Gで方向転換&加速中)を追尾してきたのでした。てんやわんやあった後(この辺はスーパーバイザー調整で決定)、互いの船は1光日ほど離れてランデブーしている、という状況になったのでした。
 既に本船のコンピューターからは母星の位置を知る手がかりを全て消去し、自爆装置を装備し、悲壮な覚悟で我々はシャトルを打ち出します。シャトルからは2体のマニピュレーター、女子高生がスカートをはためかせ(姿勢制御エンジンがついているんです)相手船むけて虚空を飛んでゆく──そんなスペクタクルシーンに酔っていると、いきなり相手宇宙船がまた100G加速で移動してしまったのでした。その位置、本船から50km。100G加速からは逃げようとしても逃げ切れず、我々の宇宙船はなすがままに相手船から裸で飛び出してきた5000匹、じゃなかった5000人の蝉型宇宙人の猛攻に晒される羽目に。ちなみにシャトルから射出された女子高生も8人の蝉型宇宙人に囲まれて虜囚になってしまいました。

 自爆スイッチに手をかけ、艦橋には440人の女子高生(型マニピュレーター)を待ち受けさせ、本体は船内各所に隠れたまま我々は逍遙としてエアロックをあけます。ぎゅうぎゅうと押し入ってくる蝉(エンタープライズ号のブリッジに2mの蝉5000人+女子高生440人ですから朝の山手線並です)。
 彼らはまず注射器で女子高生の鞄に何かをインプラントします。──だがそれは単なる道具箱。我々は鞄を開けて(相手に動揺が走りました)インプラントされたマイクロチップの解析をすすめます。その間に蝉は今度は女子高生本体の頭部に注射を打ち込みますが、変化なし。続いては胴体や四肢を問わず注射しまくりますが、変化なし。我々の方は(どーせやられているのはマニピュレーターですから)必死にマイクロチップを解析した結果、有機体に触れると反応するナノマシンで多量の情報がつまっていることを突き止めます(内容までは解析できず)。
 蝉は女子高生を蹂躙し終えると今度は船のドアを壊しにかかります。相手は鉛を含んだ金属の外皮に守られている強靱なボディでぎしぎしと押し寄せてきます。勿論船には通常の通路(マニピュレーターも通れるように小型です)以外に通気口やメンテナンスアイルがありますので、このまま時間稼ぎに逃げ続けることもできます。
 自爆か、それとも本体が出てあのマイクロチップを試すか──マイクロチップによる洗脳を恐れる自爆派を、どちらにしろ死ぬのならあのマイクロチップで何が起こるか実験台になる、という勇気ある1個体が説得し、自らドアを開けて蝉の前に本体を晒しました。勇気ある個体以外は自爆装置のトリガーを握りつつ(実際には電磁波での遠隔操作ですので物理的には握っていませんが、気持ちの上ではそんなものです)四方八方細かい隙間に逃げ込みます。
 出てきた本体に蝉はマイクロチップを打ち込みます。打ち込まれた瞬間、蝉の意識に乗っ取られる本体。記憶や意識はそのままで敵のなすがままにならざるをえない苦痛は計り知れないものがあることでしょう。蝉は尋ねます「母星は何処だ」「この船には何人いる?」「そいつらは何処だ?」──ラッキーなのはこの事あるを知って仲間が何処へ逃げたかを視認していなかったことでしょう「母星は後ろの方、100か200光年位行ったところだが位置はよく判らない」「この船に440人、シャトルに10人」「皆逃げた、場所は知らない」
 相手に情報を与えはじめたのを見て矢張りマイクロチップは洗脳チップだったか、と残った我々は自爆を決意。ということでゲームセット。

 結局5時間に及ぶFCSでした。他に選択肢がなく(強靱無比で科学力も桁違いな蝉宇宙人と洗脳を嫌う我々)悲惨な結末になったとはいえ、いくつか逃げ道はあったのでした。我々が「炭素系か?」との質問にあくまでマニピュレーターの特徴「珪素・金属である」と返していたら、炭素系生命以外に興味がない蝉は侵攻してこなかったでしょう。また、あくまで中枢神経は持ってない設定だったので相手のマイクロチップが効かないとスーパーバイザーが決定すればマイクロチップ埋め込みが不首尾に終わった蝉は簡単に諦めたことでしょう。いずれにしろ蝉は「他に炭素系知的生命がいそうな星に心当たりがあるか」という質問(我々は地球方面から電波が出ている=知的生命がいるだろうという情報は持っていますが炭素系かどうかは知りません)をするだけ、あとは(我々から見れば)オーバーテクノロジーである量子ブラックホール推進システムやその他のシステムに関する情報を快く渡しただろう、ということでしたので。
 ってゆーかそこくらいしか逃げ道ないんですけど。ソウヤーさんに伝えた「いーぶる」の文言がこんなにぴったり当てはまるとは、さすが小林さん設定。

 向井さんの年齢世界構築や本会&それ以降の感想は後日。
 別ファイルの方も徐々に記述中です。



00/11/13

 京フェス雑感、続いてます。
 何しろ翌日(ってゆーかFCS終わった時点ではもう当日)の本会ゲストだから、体調は万全にしておかねば、寝なければ、とは思うのですが緊張と興奮が相まって全く眠まらず。仕方がないのでビールを舐めつつ(ここらへんに本会への配慮があるのです)だらだらと喋る。
 それでも向井さんの年齢世界構築(きっと森さんのサイトに掲載されることでしょう)が一区切り終わったあたりで就寝。寝部屋は何故かスタッフ部屋(^^;)。元実行委員長や前実行委員長や次実行委員長に囲まれて寝ていたらしいです。

 明けて11日。いつものからふね屋は満員だろうと言う読みの元、別の喫茶店に行くもそこにもSFな人々が。まぁでもこのくらいならそれほど迷惑でも無かろう、とモーニングを注文している内に人数は増え、結局店内はSFに占拠されてました。
 モーニングにはエッグスタンド入りのゆで卵がついていて、萩尾望都の「エッグスタンド」再読したばかりの身にはちょっと辛いかも、と思いつつも、よく考えたらエッグスタンドなどと言う格好いいモノ使うのははじめてで食べ方が判らない(^^;)。スプーンで叩くのは嫌な感じだし、と普通に剥いて食べてしまいました。いや中身は発生を開始してないようでしたが。

 本会午前中は拝顔スレッドを立てられたくないとグラサンした冬樹さんをはじめとするSF原書読みさんたち(プロフィール・リンクは京フェス公式サイトにあります)による原書読みへの道と原書の読み方の話など。
 原書で読もうとして最後まで登場人物が人類なのか宇宙人なのかそれともAIなのか判らなかった苦い経験がある私としては、短編は初心者向きで無いという意見には大賛成。シリーズ物の最初を日本語で読んで、で続きを原書で、というのがオススメとか、そういう話が出ていたように記憶してます。
 確かに未訳の作品は原書で読むしかないのですから、海外SFファンにとっては有益なアドバイスが沢山あったと<と「いりーがるえいりあん」すら読み終えることが出来なかった人間が何を言うかって感じですかそうですか。

 昼休みは打ち合わせと称してソウヤーさんに奢られつつ雑談。駄洒落の仕込みだけは忘れずにしておきました<ってをい。

 そして緊張高まるあまり凍り付きそうになりながら編集者対談を聞く……って隣にソウヤーさんがいたので必死になって判ったトコ&訳せるトコだけ通訳モドキ。おかげで固まらずにすんだような。でも「やおい」の翻訳は出来ませんでした(すらっしゅで通じるとは思えなかったしああうう)。

 ということで続きます。レポートに飢えてる方は向井さんの京フェス参加レポートとか小林泰三さんの駄文が上がってます。湯川さんのレポート(バッテラの謎)も。あとFCSモノなら野尻さんのコバヤシ星人の襲来は外せないでしょう。
 って京フェスレポートリンク集か雑感リンク集はまだかなー<他力本願。



00/11/14

 京都SFフェスティバル2000 レポート・感想リンク集、早速できあがってました。流石細井さんだ。有り難うございます〜と当然ブックマーク。
 つうことで京フェス感想禄ソウヤー編(これが今回の主題)。と言いつつあんまりちゃんとメモしてないので、かなりいい加減かも。特に細かいニュアンスとか順番とか(質問リストに答えをメモっていたが、質問は話の流れで適宜だしていたので順番があやふや)は断然怪しいので信用しないように。

 ソウヤー企画、聞きたいことなら山ほどあるぞ、でもあんまり突っ走ってセミナーの二の舞(SFセミナーの合宿で企画分子生物学の細かい話になってしまい、聴衆がついて来れなかった)になるのは出来れば避けよう、ということで私が準備したのは割と穏当(と私が思った)質問15こ位。90分というのは一見長丁場に見えるけど、通訳が入るのだから実質半分、どう考えても時間が足りない。
 ということで悩みに悩んだ末の出だしの質問は「一番聞きたいこと」と決定してしまったのでした(^^;)。時間足りなくなって聞けなかったら嫌だし。
 でもそのまえにつかみは必要、ということで昼食時にも確認したジョークを、とどきどきしながら私は言いました。「こちらがソウヤーさんですね?」「はい!」

 ……しまった(^^;)、と一瞬凍る。でも沈黙で事情を察したソウヤーさんが「ソウヤー!」とジョークの落ちを言ってくださり、聴衆の皆さんも藁って無事場は和みました。つかみ成功。
 「それでソウヤーさんがどうやってSFのアイデアを思いつくのか、一番ききたいんですけど」「まず調査(リサーチ)だね。科学のノンフィクションを読んだり会議(カンファレンス……ってシンポジウムとか学会とかかな?)にでたりするんだ。例えば『占星師アフサンの遠見鏡』には2つのアイデアが詰まっている。自分が好きな恐竜を書こうと思ったんだ。でも平行世界で恐竜が生き延びていた、って話はありふれているから別の世界で生きている恐竜にしようと思ったんだ。その世界の歴史的背景──これはFossil Hunter(未訳長編、キンタグリオ3部作の第2作)とも共通なのだけど、それを考えていったんだ。ガス惑星の周りを○○○を○○に○○て公転している衛星が舞台で、ここでもうひとつのアイデアが盛り込まれてる。作中で描かれる真の科学がこの世界の○○を○○だすんだ」

 ……ネタばれです、それは、ということで慌てて阻止(^^;)。英語が判ってしまった人には申し訳ない。入手困難な本なので会場のお客さんの半分くらいが読んでいないようでした。いや、今は入手困難だけど私はいつか復刊されてついでに第2部以降も続刊がでると信じているので、その日が来たら買うように>全員。
 丁度2つのアイデアが一作に詰まっている、という話がでたので「ソウヤーさんの作品の場合、多くのアイデアが一作に詰まっていることが多いですけど、例えば『さよならダイノサウルス』とか」と質問。
 「難しいね、その点では『さよならダイノサウルス』よりも『スタープレックス』の方がしんどかった。半分以上書いてもまとまる気配がないのだもの。どうやってまとめたかって? それは書いている作家本人が『絶対まとまるんだ』と信じることだね。信念だよ」←それは知りませんでした。てっきり設計図書いてから小説にしているんだと思ってましたので吃驚。
 「おりこまれるアイデアには科学的なもののみならず社会問題もありますけど」「そうだね、それは『占星師アフサンの遠見鏡』だってそうだよ、あれはカトリック教会と科学の対立という社会問題が入っている。だいたい現代は科学と社会が密接につながっている、科学に閉じこもるのでなく、外にでて行かなきゃ。例えば堕胎問題(中絶問題、というか結構出産関連の生命倫理問題的なことなのかも)だ。『ターミナルエクスペリメント』は堕胎をメタファに扱っているよ」
 それには気がつきませんでした。会場のお客さんも読んだ人は多いけど気がついた人は数人……やっぱ日本ってその辺の倫理規定が(北米よりは)甘いからかなぁ。
 「堕胎問題は生命の始まり、いつ魂が込められたかって問題だけど、『ターミナルエクスペリメント』は生命の終わりを扱っているんだ。科学的にね」との話でした。成る程。
 「『ターミナルエクスペリメント』がネビュラ賞をとり北米で人気なのに、日本では星雲賞をとった『さよならダイノサウルス』が人気のように見えるのは、堕胎問題を扱っているからでしょうか」「『タミエク』が人気だったのは2つ理由があると思う。一つはその堕胎問題で、もう一つは出版に関わるものだ。北米ではアナログ誌というのが大変人気があって、これに連載されたんだ(4分載、だったかも)。その為多くの人の目に留まったんだ。一方『さよならダイノサウルス』はAce出版から出たんだが、社の内部事情のせいもあって部数が少なくって、あまり読者の目に留まらなかったんだ。だから日本で星雲賞を取った、という報告がワールドコンでなされたとき、アメリカ人は驚いたんだ──そんな作品があったことに彼らは気付いてなかったからね。批評家には人気があったんだけど。でも今度Tor出版から版を変えて出るよ、自分としてはこの作品は好きだし、とてもいい作品だと思ってる」

 「他の社会問題、例えば中年の危機などが少なくとも日本で翻訳された作品の作中で良く使われているようですが」「うん、それは全作品共通だね。実生活で味わうよりは作品の中に書く方がいいでしょ? 友人の中にはスペクタクルな中年の危機を過ごしてる奴もいるけど、自分はやだね。まぁこの中年の家庭危機って奴は北米の人々の間では共通の悩みな割にはハードSFでこれを取り入れた作品は少ないから、本を売るのに役立つしね……でも僕は正直言ってまだ中年じゃないっ」

 続きます(^^;)。CJ4レポートの方も……。



00/11/15

 承前。→合宿FCSレポート(最終的置き場所はここ)、本会レポート(最終はここ)、ソウヤーインタビュー1(最終はここ)。収納場所には今はないですごめんなさい。

 「それはそうと、ソウヤーさん自身のお気に入り作品は何でしょうか?」「全部さ。……そうだなぁ『Factring Humanity(98年にTor出版から出た本。翻訳予定は……あってほしいな>早川書房さん)』かな。これは児童虐待問題というかなり取り上げにくい問題を扱っているんだ。もともと人の記憶をライブラリーのように保存できないかな、というアイデアがあって、それと人の情動的な問題をあわせて書いたんだ」それは面白そう。是非とも読んでみたいぞ。ソウヤーさんって人に優しいハードSF作家だから人の心をコンピューターに移す(ってネタ自体は『ゴールデンフリース』でも『ターミナルエクスペリメント』でもやってるけど)のでもいろいろ面白いことをやってくれそう。
 「ただそういった差別を含むような社会問題(児童虐待)というのは実際の被害者がいるので書きにくいのだけど、例えば『フレームシフト』ではナチの虐待を描いたけど、そういった問題、児童虐待やナチの虐待故に傷ついて差別されている実際の人々(サバイバー)が存在するので、これは軽々しく扱えない。そういった実際の被害者に受け入れて貰うのはとても難しい」「ソウヤーさんの作品はそういった傷ついた読者に受け入れられてますか(今思うとすっげー失礼な聞き方ですね(^^;;))?」「うん。ありがたいことに肯定的な反応ばかりだったよ。それはやはり真摯に問題と向き合ったから、その態度が評価されたんじゃないかな」
 このあたり、のむのむさんからメールで指摘されたのですが、ソウヤーってハードSF作家なのに人の感情、情動行動にものすごく優しく、理解があるように感じられるのですよね。そのあたりに人気の秘密があるのではないかな、とおもったり。英文の読みやすさゆえもあって海外SFレビュアー座談会でも初心者にお勧めされていましたが、アイデアの濃さに比して読みやすい作品(本人いわくのエンターテイメント!)なので、是非ともSFに不慣れな方にも手にとって貰いたいです。……SFに慣れてる人はハードSF者なら買え、読め布教しろですが(^^;)。

 「ところでソウヤーさんはとてもファンに優しいのですが、その辺とご自身がSFを好きであると言うことはリンクしているように思います。ということで創作者としてのソウヤーさんへの質問はいったんおいて、ファンとしてのソウヤーさんの話を聞きたいのですが」「ああ、SFは大好きだ。実は妻とも高校のSF同好会(カナダでは珍しくないらしい<日本では珍しい、と話すとふぅん、と仰っていた)で知り合ったくらいだし」皆さん聞きましたか。SFファンで眼鏡っ娘で可愛い奥さんを貰うなら高校時代から努力しないといけないらしいです(笑)。
 「好きな作品は?」「アーサー・C・クラークの『楽園の泉』『幼年期の終わり』、フレデリック・ポールの『ゲイトウェイ』etc、……あんまり軍隊色っぽくないのがいいね。あ、でも自分がかけないようなSF、例えばドラゴンなんかが出てくるアン・マキャフリーだって読むよ。一番好きな作品を5つあげろと言われたら、『ゲイトウェイ(フレデリック・ポール)』だろ、『デューン(フランク・ハーバード)』だろ、『神の目の小さな塵(ニーヴン&パーネル)』だろ、『リングワールド(ニーヴン)』に、80年6月にトロントであったSF大会でゲストオブオナーだったホーガンの『星を継ぐ者』だね!」……しまったすっげー私の読書傾向とかぶってるよ。ホーガン好きだよ私も。そうかソウヤーにはまったのはそういう脈々と流れるハード故か、やはり、と再確認。
 「小説だけでなく、映画やTVなどの映像作品ではどうですか?」「自分たちの世代は小説より先に映像のSFから入ったんだよ。雑誌や単行本で見る前にTVがあったからね。好きなのは『2001年宇宙の旅』だろ、最初の(限定されるらしい)『スタートレック』に、『猿の惑星(CJ4の帰りに山ほどフィギュア買ってましたもんね……)』、あとアメリカ人はあんまり好きじゃないらしいけど、カナダでは人気なのがイギリスのコメディで、『サンダーバード』や『キャプテンスカーレット』は好きだったね」 夕べアメリカのSFはハッピーエンドでカナダやオーストラリアのSFはサッドエンディングでイギリスはノーエンドだ、とこき下ろしていたのに……ってあれもきっと愛のなせる技だったのか。それとも映像と小説は違うのか。
 「ジェリー・アンダーソン(イギリスのコメディSFTVシリーズを作った人?)には『さよならダイノサウルス(原書)』をプレゼントしたんだよ」 ……ファンの鏡や……。

 「映像作品が好きだ、と言う話が出たところでもう一度創作の方に話を戻しまして、映像作品から影響を受けた、ということはありますか」「あるよ。例えばスペクタクルな、危機一髪っ!また危機一髪ぅ! ってシーンは結構映像の刺激を元に書いているし」「スタートレックとスタープレックスは……」「おお、勿論そのとおりさ! 大体タイトルだって『スタートレック』と『スタープレックス』、スタートレック、スターツレック、スタープレック、スタープレックス、ほーらそっくりだろう?」(確かにpとtは破裂音で似ているし、そのあとに来る母音はUとOでどっちもくぐもる音で、プレックスの最後のSを発音しない/弱く発音すると凄く似てるのです<でもこの実演には会場大爆笑)
 「その『スタープレックス』に出てくるような異星生物のデザインのアイデアって、どうやって得るんですか?」「自分は「進化過程」をものすごく大事に考えるね。他の作家が書く異星人、例えばニーヴンのノウンスペースシリーズに出てくるパペッティア人はとても印象的な異星人だけど、それを生み出すような進化過程が見えてこない。自分は、だから進化の経路を考えてデザインしているんだよ」 わーを。やっぱりソウヤーの異星人はいくらでも深読んでいいってことですねい! これで面白さ倍増確定! なんて素敵!<と一人興奮するインタビュアー。
 「そうだな、細胞内共生説ってのがあるだろう、原核生物の中で偶然酸素呼吸を身につけたものを鞭毛虫がとりこんで共生をはじめ、それが現代の真核生物(核や細胞内の膜構造を持つ)の元になったという。あの説のアイデアを元に、ゲシュタルト生物を考え出したんだ」 えーあの車輪がミトコンドリアですか! そうだったのか(目から鱗が10枚ほど落ちました)

 「をを、もっといい例がある! こっちへ来て」とソウヤーさん自らホワイトボードの元へゆく。このあたりのぱらぱらマンガ(^^;)は喜多さんの京フェス2000私的レポートその4にありますのでそちらを参照していただくとして(「パラパラ・ソウヤーさん」見たいです>喜多さん)、ソウヤーさんは講義を開始します。「このイベントの一週間前にCJ4というイベントがあって(拙レポートはここ)、その為にHissst(ヒッスト、複数形はアヒスト)という生物をデザインしたんだけど、その話をしよう」
 「現代の脊椎動物ってのを作った大きなイベントに『顎の出現』というのがある。顎がない魚というのは軟骨魚(サメの仲間ですな)とか無顎類(ヤツメウナギっぽいもの)があるんだが、そのうちその中に頭を硬い骨で覆うものが出てきた(所謂甲骨魚といってまるで鎧甲のように頭に骨がある魚)。地球ではその頭を覆っている骨の一部が顎になるという進化が起きた。自分はそれをひっくり返してみたんだ。顎が出来なかったらどうなるかってね」
 「顎がないと摂食が大変だ。口がないのだからね(これは多分咀嚼器官を備えた摂食口が無い、という意味だと思います<ヤツメウナギにも摂食口はあるもんね)。だからそれを補うために別の口が出来るだろう、と。僕はそこでこのおなかの下の部分を選んだんだよ。ここに開口部が出来て、そして肋骨。この肋骨って、先がとがっているし、まるでかみ合わせのように動くし、顎の働きの代わりが出来ると思わないかい? この肋骨でこの魚はものを食べるんだ。がふがふがふ(とジェスチャ&白板の図で説明)ってね」
 「ただ顎が出来ないと現在のような頭蓋骨のシステムは出来てこない。特に耳だ。耳の耳小骨(あぶみ・つち・きぬたの3つの骨のこと。鼓膜から渦巻き管という音を感知する細胞がある器官まで音を増幅・精製する働きがある。進化的には元々魚の鰓を支えていた鰓丘にあった骨が変化して出来たものなので、顎が出来なければ存在しない骨)がないのだから彼らが聞き取る音というのはこんな感じだったはずだ『うぉぉぉぉぉぉん、ゆよぉぉぉぉぉぉん、うわぉぉぉぉぉぉん』」
 なんて判りやすい説明だ(^^;)。このソウヤーさん演じる「アヒストが聞いている地球人の発声による会話」、皆さんにも聞かせてあげたい位、一目瞭然。演技力もある、というのを見せつけてくれますソウヤーさん。
 「だから彼らには会話によるコミュニケートが発達しなかったんだ。その代わり手話、視覚によるコミュニケートが重要になった、おおっと、大事なことを忘れていた、地球の魚ではここ(鰓の後ろ)とここ(尾鰭の前)に鰭が出来て(形としてはシーラカンスを想像しましょう)、これが後の手足になるんだけど、このアヒストの祖先の魚は頭の部分に口や頭蓋骨がないのだから頭の自由度が地球の魚より大きいはずだ。だから僕はここ(頭のてっぺん)に鰭が出来るんじゃないか、と仮定した。その結果アヒストの手は地球人と違った位置に出来ることになったんだ(図は……SFマガジン1月号参照のこと<ソウヤーのアヒスト短編が掲載予定)」

 ここでもう残り時間極小に。座席に戻って最後の質問「日本で翻訳が出る予定の『フラッシュフォワード』について話を聞かせてください」
 「これはねーヒッグス・ボゾン粒子を使った時間移動(平行世界の移動かも)のアイデアを元にしているんだ。この方法を使うと20年間移動できる──ただし意識のみ未来にダウンロードできるようなものだ、しかも2分間だけ。2分間とはいえ20年先の未来を見てみたい人は多いだろう? ギャンブラー、科学者……。(それと未来は決定しているかどうか平行世界説とかの問題を絡めている、というような話もあったような気がしたけど聞き取れず)そういった世界の話だ」
 ……すみません、物理的なことがよく判って無くて(--;)。まぁ来年1月にハヤカワから出るそうですので皆さん買って読みましょう。その上で私に文句を言ってくれ(^^;)。
 「ところで先週来イベントを回ってこられたのですが日本や日本のファンの印象はどうでしたか?」「最高さ。みんないい人だよ、日本って最初心配したよりは異質じゃなくて過ごしやすいし、日本のファンはみんな熱心で親切だし親しみやすかったよとても」

 というとことで時間切れ。質疑応答タイムへゴーです。ってこの辺はメモがものすごく悲惨(例えばreal SF 100年どころか50年先の未来 next decades ナノテクHGPって何をメモしたかったのか>自分)なので記憶にのみ頼ってます。信じないように。
 喜多さんの質問「イギリスの喜劇TVが好きとのことでしたが、モンティパイソンやMr.ビーン、あとレッド・ドワーフ号は?」「モンティパイソンは好きだ! Mr.ビーンは……オッケー、かな。あともう一つ……レッド・ドワーフ号? それは残念ながら放映時間が変な時間なのであまり見てないなぁ」
 菊池先生の質問「今リサーチしているネタはどんなものがありますか?」「ネアンデルタール人が平行世界に生きている話(時間旅行じゃなくて平行世界らしい。フレームシフトとも違うよ、という話)をいま書いている(3分の2程書いたかな)ので、その辺をリサーチしている。あとはヒトの行動に関する資料、利己的遺伝子とか、進化心理学とか、あとゲーム理論のあたりを読んでいる。こっちはまだ書いてないのだけど」
 と会場からの質問が途切れたので、チャーンス(にやり)、私の質問「sfwriter.comというドメインまで取ってウェブサイトを経営してますが、目的は? 効果はありましたか?」「ウェブサイトの最大の目的は本を売ることだ。ダイレクトな通販を行っているけど大体、そうだな週に1、2回申し込みがあるよ、1回1冊ではないので年間で400冊くらいだね。日記? あぁそう。何故かファンの方たちは僕の作品だけじゃなくて僕自身にも興味があるらしいんではじめたんだ。この日本の旅行はいい日記のネタになると思うよ」
 続いて通訳の宮城さんの質問(すみませんシリアスな方は忘れました(^^;))「で、おちゃらけた方の質問なんだけど、スターウォーズのエピソード1はどうだった?」「全然まるでちっとも! よくないね! あんだけの年月、あれだけのお金をかけてあの出来かいっ! しかも名だたる俳優を使っておきながら、そうみんなすばらしい俳優じゃいか、なのに見るべき演技は一つもないし。クソだよあんなの」

 「最後に、日本に僕と妻を招いてくださって、とてもありがたく思ってます。またこうして日本の方々、日本のSFファンと触れあえたことはとても嬉しい思い出です。僕を招いてくれたCJ4の方々、京フェスの方々、早川書房の方々、その他僕を歓迎してくれた方々、多くのファンの方々に、ありがとう」
 というような事を仰って、だいぶ時間を超過したソウヤーインタビューは終わったのでした。
 本会後の話はまた明日。<っていつになるのやら。



00/11/16

 CJ4レポートちょい書き足し。
 京フェスの方は一回休み。というか本会の質疑応答の時に「科学離れがすすんでいますが、それに対抗する方法はどんなのがありますか?」という質問に「難しいねぇ、でも僕は面白いものを書いて読者を引きつけるしかないとおもっているよ。エンターテイメントを書けば読者もよんでくれるんじゃないかな」というやりとりがあったことを思い出しました。
 あとはFCSの時、野尻さんデザインの宇宙船のサイズを聞かれて「ここんとこがエンタープライズ」とだけ答えて「あとは(そっちのチームにいる)ソウヤーさんに聞いて」とおしつけたスーパーバイザーは私です(^^;)。次の回にはちゃんとサイズが書き込まれておりました。さすがはトレッキーソウヤーさんだ、というエピソード。



00/11/17

 承前。→FCS本会ソウヤー1ソウヤー2
 本会終了後はたらたらとジュンク堂へ移動。途中鴨川沿いに等間隔で並ぶアベックを視察……どうも最近は鴨川アベック管理委員会の力が弱くなったらしく、あまり等間隔ではありませんでした。残念。ジュンク堂地下の天狗で打ち上げに参加。森さんArteさんの邪悪な写真を撮ったりするのを眺めつつビールを飲んでました。
 その後はおとなしく帰る予定だったのですが、冗談でしおしお(DASACON大将でもあり京フェス次実行委員長でもあらせられる)さんに「泊めて」といったらOKを貰ってしまったので、しおしおの本棚を見に行くことに。

 その前に噂の田中邸に立ち寄りましたが、……思ったより普通。京大SF研部室部分はちゃんとしているし、田中邸部分だってちゃんと道あるし。
 おこたに浸かりつつ、ゲームをする。11人中(最初は7人くらいでやっていたのだが)X人が読んでいる本を当てたものの勝ち、というゲームで、X部分は適宜決める(5人で正解が出てしまうと次は6、そのつぎ7という風に)もの。大森さんさいとうさん志村さんがいるので4だと「自分しか読んでない超マイナーもの」で攻めればいいのだが、10とかになると「京大の若者も読んでいる本」を探さねばならなかったりでかなり盛り上がる。全員が読んでいたのは「夏への扉」と「星新一どれか一つでも」だったような。「ボッコちゃん」も全員だったっけ?

 そんなこんなで夜遅くまで話し込んだあとしおしお邸で就寝。にょろにょろが大変よく似合うお部屋でした。
 ということで京フェス話はこれにて終了。CJ4レポートはまだ終わりません。うー。



00/11/18

 研究所若手メンバーと飲みに行く。横飲み会と名前が付いているし、確かに普段あまりない研究室同士の横のつながりは出来たけど、……。
 単なる飲兵衛集団といわれればそれまでな気も。



00/11/20

 スペースカウボーイ見ました(以下ネタばれ部分は文字色変えました)。ちゃんとNASA監修(笑)。自分的泣き要素満載だったのに(宇宙への夢・自殺的人類英雄話・etc)、全然泣けなかったのは意外でした(ディープインパクトで大泣きしたくせに)が、とりあえず満足。
 でもラスト、月へ行くのって可能なのだろうか。そりゃ月面の宇宙服にはロマン感じたけど(チャーリーってか(^^;))。

 CJ4レポート、コンタクト部分は終わりました。あと前後が残ってます。





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のだなのだ